のほほん備忘録

のほほんと過ごす日々に、ちょっとした備忘録

今年訪れた展覧会 後編

前回の続きを書いたら、なかなかのボリュームになりました。こうして書いてみると、全国各地の博物館・美術館に行っていたんだなぁ。

 

 

常設展@国立科学博物館

なかなかのボリュームでかなりの時間を要した。6時間くらいいた気がする。

「東京滞在記」でも感想を書いたが、地球館についてもう少し書いておきたい。地球館の地下部分は、時間切れのため行けず。動物のはく製が多めで、実寸サイズだから迫力ある。ヒグマのデカさ、パンダの小ささ(意外)、ラクダやキリンの背の高さなど、動物たちがとてもリアル。動物園だとこんなに近くで見られないよ。

個人的には、2階の科学技術のブースが面白かった。物理的な現象を体験したり、日本の科学技術の変遷を学んだりして、とても興味深い。昔の日本人は「世界に負けない」という強い気持ちで、世界に誇れるものを作っていたんだな。いつから日本人は守りの姿勢をとるようになったのだろう。先人たちの向上心に羨ましさもありつつ、そういう心を忘れちゃいけないなと思った。

生物の進化や鉱物の話は、もはや地学の授業だった。子どもの頃に足を運んでいたら、少しは科学に興味を持てたんじゃないかと思う。こんなに面白いとは思わなかった。時間が足りなさすぎたから、また足を運ぼう。

 

やまと絵 受け継がれる王朝の美

どの作品も季節の移り変わりや景色、人々の様子を描いていて見応えがあった。時代によって人物の顔の描き方や色の使い方が異なって見えるから面白い。

そして、目玉の四大絵巻を見られたのが良かった。「源氏物語絵巻」の豪華絢爛さ。「信貴山縁起絵巻」は米俵があちこち描かれており、人々の驚く様子が絵巻から伝わってくる。「伴大納言絵巻」は応天門の篇を描いており、炎の描き方に迫力があり、逃げる人たちが慌てている様子にリアルさを感じる。「鳥獣戯画」は当時の庶民の暮らしぶりを動物でコミカルに擬人化していた。これらを一度に見られるなんて、なかなかない機会だった。

 

Perfume COSTUME MUSEUM

全4章の展覧会。中学生の頃からPerfumeが好きなので、これは見逃せない!そういう思いで、神戸にある美術館へ足を運んだ。

1~3章は、MVや音楽番組で着た衣装を中心に。見覚えのある衣装ばかりでウキウキ。初期は既製服のスタイリングとは知らなかった。とあるブランドでPerfumeが着たものと同じ服を着られるのは、ファンにとってはたまらない。ある種、彼女たちがファッションアイコンとして成り立っていたといえる。

それから衣装が作られ始め、あ~ちゃん=ひざ丈、かしゆか=ミニ丈、のっち=パンツスタイルという基本形が出来上がる。3着1セットで展示されていたが、かしゆかの衣装の細さに驚いた。あ~ちゃんの髪留めも曲によって違ってて可愛かったし、のっちのパンツスタイルの衣装に個人的に目を惹いた。また、それぞれの個性を引き出すため、衣装のデザインに細かい違いがあるのもまた面白い。ほとんどの楽曲衣装があったんじゃないかな。何回もMVを見たから、「あー、これこれ!」となった衣装が多かった。

4章はステージ衣装で、このエリアだけは写真撮影OKだった。早着替えや動きやすさといった機能性を重視した衣装。それでもカラフルや可愛らしい衣装ばかりだった。また、メンバーセレクトってのもまた良い。

 

正倉院展

奈良国立博物館、相変わらず人が多いなぁ(笑)。

今回は奈良時代の人々の生活が垣間見られた内容だった。説明文も分かりやすくイメージがしやすい。この時代に機械とかないはずなのに、細かいデザインに目を惹く。琵琶の螺鈿のデザインがとても美しかった。

 

特別展 東福寺

内容のほとんどは、「ぶらぶら美術館」(BS日テレ)で予習済み。とにかくスケールがデカい。

「五百羅漢図」の絵そのものもデカい。絵の横には四コマ漫画が添えられていて、絵の中の物語が分かりやすい。阿形像もめっちゃデカく、ほへーと見上げていた。本尊の左手も展示されていたが、やっぱりデカい。

東福寺禅宗のお寺。なのに、手を合わせたお像があったから「おや?」と思った。禅宗って確か念仏だから、他の宗派なのでは?そう思っていたら、解説にもそのように書かれていた。

会場を出て荷物の整理をしていたら、京都国立博物館のマスコットキャラクター・とらリンが現れた。めっちゃ足音がドスドスしている。ハイタッチしたらなんか圧が強かったけど(笑)、動きが機敏でとても可愛かった。

 

世界が絶賛した浮世絵師 北斎展  —師と弟子たち―

改名グセが多いだの、生活がだらしないだの、説明文でもイジられていた葛飾北斎(笑)。歌川広重よりだいぶ前に「東海道五十三次」を描いていたのは知らなかった。

彼に影響された画家は数知れず。フランスの画家アンリ・リヴィエールも「エッフェル塔三十六景」を発表していたほどだから、世界的にもインパクトのある天才絵師だったことが伺える。

 

古代メキシコ —マヤ、アステカ、テオティワカン

題材としては怖かった。「生贄」とか出てくるんだもん。でも、その時代のメキシコの価値観がコレだった、ということだよな。

こちらも写真撮影OK。「鷲の戦士像」は一目見ただけでもインパクトある。ワシとメキシコ国旗のつながりに鳥肌。

 

 

今年1年間で15の展覧会を見に行きました。自分でもよー行ったなと思います。

また、どの展覧会もミュージアムグッズを買いました。展覧会に行った証として、毎回とても楽しみにしていました。その中でもステッカーやシールをよく買っていました。日記にすぐ貼れるので、使い勝手が良いです。また、靴下やノートもよく手に取っていました。こういうおみやげに靴下という選択もアリだな。

来年入ってからも気になる展覧会や美術館・博物館がいくつかあります。機会があれば足を運んでみたいですね。