のほほん備忘録

のほほんと過ごす日々に、ちょっとした備忘録

東京滞在記 #3 ~四大絵巻と浅草ぶらり、そして羽田空港~

【3日目】

東京国立博物館に行って、四大絵巻を見たい

開館時間より少し早めに来て雨の中並んだ。それでも大勢の人が列を作っていた。それにしてもトーハクは広いなぁ。正門から特別展の会場である「平成館」までそれなりの距離があったので、常設展は行けずじまい。これもまた次の機会に。

朝一番に入れたのでお客さんも少ない。そのため作品をゆっくり鑑賞できた。季節の移り変わりや景色、人々の様子をやまと絵に描かれていて、とても見応えがあった。時代によって人物の顔の描き方や色の使い方が違って見えるから、そこがまた面白い点であった。

メインディッシュの「四大絵巻」について簡単な感想を。『源氏物語絵巻』は使われている紙に豪華絢爛さを感じた。『信貴山縁起絵巻』は人物の表情がハッキリしていた。米俵があちこち描かれており、人々の驚く様子が伝わってくる。『伴大納言絵巻』は、火事で慌てて逃げている人々や炎の迫力さに、当時の現場の様子がリアルに伝わってくる。『鳥獣戯画』は動物たちが擬人化し、相撲や追いかけっこなどをしている様子をコミカルに描いていた。当時の庶民の暮らしぶりはこんな感じだったのだろうか。

 

浅草花やしきのローラーコースターに乗りたい

ついに実現した。最終日にして、今回の旅のメインイベントである。花やしきのローラーコースターのために浅草のホテルを予約した、といっても過言ではない。むしろ、これに乗らないと帰られん。そういう心持ちであった。

ただ状況が、なんとも言えないくらい特殊であった。雨の中ビニールカッパを着た女性が、ローラーコースターで1人キャーキャー喚いている。なんてシュールな絵面だ。

もう少し具体的に書こう。乗車時、前から3列目の席を案内された。この位置からだと前が見えんから怖いわ。コースターが動き、カタカタとゆっくり上昇していく。一気に下ると同時に、ふわっと浮遊感を覚えた。しかも3回。怖いわ。コースターが止まり降りる際に少しふらついた。さっきの浮遊感のせいだろう。これで長年の夢が叶ったのである。

雨で人が少なく、もう少し時間があったので園内を散策。下調べの時から気になっていた射的をした。6回1セットでどれもアヒル隊長を狙ったが、案の定全部外した。残念賞として、小さいお菓子をもらった。

お土産屋さんでステッカーを2種類購入したり、パンダカーさんの写真を撮ったりして時間を過ごした。

 

仲見世商店街をちょいぶらり

いやぁ、やはり人が多かった。外国人観光客がわんさかいた印象。

一瞬、人形焼きに目を奪われそうになったが、お目当ての手焼きせんべい屋へ。ここでお土産を買おうと思い、薄焼と厚焼のセットと薄焼のみの分をそれぞれ購入した。後でそのせんべいを頂いたが、開けたときから炭火の良い香りがした。味もしょうゆとほんのり炭の香りがあって、とてもおいしかった。

 

⑪浅草で藪そばと天ぷらを食べたい

本場の藪そばと天ぷらを一緒に味わえる「並木藪そば」へ足を運んだ。ちょうどお昼時かつ人気のおそば屋さんということで、15分くらい並んだ。店内はやや暗かったが、店員さんは明るくて親切だった。

冷たい藪そばと天ぷら(単品)を注文。藪そばは意外と細く、ズズっとすすった。おつゆは関東のお醤油だからかやや濃かった。そば湯とねぎでちょうど良いくらい。天ぷらは海老が多く、身がしっかりしていてサクサク。海苔の天ぷらもあった。珍しい。

 

羽田空港でぶらぶらしたい

飛行機出発の3時間半前に羽田空港に到着。どうにかチェックインを済ませ、展望デッキへ。「富士山見えるかな?」と探したが、結局見つからず。そりゃそうだ、ずっと東側で探していたんだから(笑)。相変わらずの方向音痴である。東は千葉しかないっちゅーねん。富士山は西じゃ。

ターミナル内のレストランでソフトクリームとアイスティーを頂いた。そういや、この2泊3日の旅行で初めてのカフェタイムだったわ。よく考えたらお酒も頂いてなかった。レモンサワーを注文すべきだったかな?

飛行機に乗る前に、機内で食べる空弁とお土産2つを購入。お土産は仲見世商店街で買いそびれた人形焼きと、ファーストクラスの機内食に採用されているチーズケーキスティックにした。どちらも一口サイズで食べやすく、ほどよい甘さでおいしかった。

 

 

以上、2泊3日の東京旅行の全行程が終わった。反省点やその改善策がいろいろ出てきたけれども、"東京で"やりたかったことは全部達成した。企画から予算・スケジュール管理、そして旅行後の決算や滞在レポートまで。イチから自分で計画し実行できたのは、大きな自信となった。今度はどこへ行こうかしら…?