#5「博物館」
数年前のある日の休憩時間。たまたま同じ業務をしていた女性ととある話題で盛り上がっていました。その女性は美術館に勤めたことのある方。私も博物館や美術館が好きだったので、博物館・美術館の話題で会話が弾みました。その中で女性はこう尋ねました。「小さい頃からよく行くの?」と。「はい。親によく連れられて…」と頷いたら、女性はさらにこう言いました。「はるちさんの博物館好きは、親御さんの影響も大きいんだね」。あいまいに頷きながら、幼き頃の記憶を振り返っていました。
小さい頃、親に連れられて「エジプト展」によく行かされました(←言い方w)。親がエジプトに興味を持っていたんです。まだ幼かった私は、ツタンカーメンやミイラ、ピラミッドなどの面白さをあまり理解できないまま、親の後ろをついていくだけ。初めはそんな感じでしたが、今思えば親の影響は大きいのかもしれません。小さい頃からあちこちの博物館・美術館の展覧会に足を運んでいたので、割と身近な存在でした。
時を経て大学時代。進学した大学の近くに博物館がいくつかあったので、興味深い展覧会があるたびに観に行っていました。ある博物館は年間パスポートも持っていたほどです。貴重な書物や作品を見ることができ、深い感動と学びがありました。大学時代が最も行く機会が多かったと思います。
現在も興味がある展覧会があれば、スケジュールを調整して行くようにしています。やっぱりこの目で実物を見たい。歴史や学びをたくさん得たい。そんな思いでできる限り博物館へ足を運んでいます。最近は美術館に行くことも多くなりました。作品に込められた思い、スケールの大きさ、技の細かさ、デザインの面白さなど、アートの楽しみ方を少しずつ知るようになりました。
最後に、今後行ってみたい博物館を1つ紹介します。それは、埼玉県所沢市にある「角川武蔵野ミュージアム」です。"武蔵野"とあるから東京にあるのかと思ったら、まさかの埼玉でビックリしたというのは、ここだけの話(笑)。博物館・美術館・図書館が1つになっているという、実に興味深いミュージアム。ホームページを見に行くと、5階建ての建物で、本や現代アート、アニメ、マンガ・ラノベと、「メインカルチャーからポップカルチャーまで多角的に文化を発信している」という。これだけでもなんか楽しそうで、全部見るのに1日かかりそうです。ぜひ1回は足を運んでみたいです。