のほほん備忘録

のほほんと過ごす日々に、ちょっとした備忘録

自分的流行語大賞 2023

今週のお題「マイ流行語」

 

かなりお久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか?

2023年も残り1ヵ月。早いですなぁ。12月になると、今年の総決算の記事を書きたくなります。毎年恒例の「マイベストムービー」など、いろんなテーマの総まとめを書くつもりです。

 

さて、久々の投稿ということで、リハビリがてら「今週のお題」に答えていこうと思います。今週のお題は「マイ流行語」。先日、ネットニュースの記事に「JC・JK流行語大賞」が発表されていました。JCもJKもとっくに過ぎていますが(笑)、これを参考に自分的流行語を書いていこうかと。ほぼ毎日書いている「ほぼ日手帳」の日記ページを参考にしながら、本家と同様に「ヒト」「モノ」「バショ」「コトバ」の4部門に分けてみました。

 

 

【ヒト】目黒蓮Snow Man)、八木勇征FANTASTICS

今年の日記を読み返してみると、この2人のお名前がよく出ていました。

目黒くんは主に演技仕事において。主要映画賞で新人賞を獲ったり、『わたしの幸せな結婚』や『トリリオンゲーム』(4話まで鑑賞済み)が意外と面白かったりして、俳優としての彼に注目していた1年だったと思います。特に、『トリリオンゲーム』の主人公は声のトーンが高く、「世界一のワガママ」という今までの目黒くんにないキャラクターだったので、新鮮味があったし「こういう役もできるんだ」と感心しました。彼はホントにスクリーン映えもするから、もっといろんな作品に出て彼の演技を見てみたいです。今になって『silent』とか見たいですもん。

八木くんもいろんな作品に出てほしいなぁ。『美しい彼』シリーズでの表情の引き出しの多さにただただ圧倒されました。そこから連ドラの仕事がしばらく続いているってのがまたスゴい。次はどんな彼が見られるんだろうとワクワクしています。演技だけでなく、ファンタのメンバーとしているときの「可愛さ」と「ややアホ」なところがあるというギャップが面白いし、かと思えば写真集での「花魁」の美しさに言葉を失うし。「JO1白岩くんとのW表紙」「JUMP山田くんとの意外な交流」も驚きました。いろんな意味で彼に注目していた1年でした。

 

【モノ】旧作映画シリーズ

「モノ」というか「企画」になるのか、コレ?

今年は20世紀の映画作品も手に取ってみよう!ということで始めた企画ものです。1930年代のチャップリン映画から始まり、基本的に毎月1~2作ずつ見ました。何を見たかは、別の記事で書きたいと思います。

当時における現代を描く作品を主に見たので、その時代の生活スタイルや価値観にギャップを感じることも。それもまた面白かったです。この続きは、またどこかで。

 

【バショ】美術館

いやいや、ざっくり(笑)!

今年は美術館に行く機会が多かったです。興味を持った展覧会は、できるだけ自分の足で行きました。どれくらい行ったんだろう?と数えてみたら、15もの展覧会を見に行っていました。そのうち10個の展覧会を美術館で見ました。絵画・工芸・テキスタイル・衣装など。アートの守備範囲の広さに圧倒されました。

展覧会を見終わった後のお楽しみがミュージアムショップ。展覧会にまつわるグッズを1つは買うようにしました。ステッカー(シール)や靴下をよく手に取っていますね。すぐに普段使いできるというのが、選ぶ基準かもしれません。

 

【コトバ】「3年ガマンした」

現在の職場に仕事をし始めたのと同時に、我が地元にコロナ感染者がぼちぼち出始めました。職場の性質上、そこから3年ぐらいは普段以上に体調管理に気を付けていました。遠出なんてもちろんできません。所用で福岡に行くときも、綿密な計画と準備をしてビクビクしながら足を運んでいました。

コロナが5類に移行した2023年。職場での規定も緩和されたので、3年分の我慢を1年かけて発散しました。具体的に言うと、金沢・倉敷旅行や「世界水泳」の生観戦、東京旅行、関西の展覧会巡りというように、3年くらいできなかった旅行を自己プロデュースでやりました。ホテル・交通機関の予約から旅行の決算まで、全て自分でやりくりしました。その時によく発していたのが、「3年ガマンした」というワードでした。

余談ですが、大きな旅行がひと通り終わった11月初旬に、自分がコロナに感染しました…。ただでさえ疲れやすい体質なのに、気張ってあちこち遠出したからでしょうね。知らないうちに疲れがたまって免疫力が落ちたんだと思います。今はだいぶ回復していますが、この1ヵ月の空白期間はこれの影響が8割です。

 

 

いやぁ、やはり長くなりました(笑)。通常運行です。こーんな感じで、今年の振り返りをしていこうと思います。

 

うどんの魅力と楽しみ方

#20「うどん」

 

そば・ラーメン・パスタ・焼きそばなど、麺類っていろんな種類がありますよね。数ある麺類の中で「一番を選べ」と言われたら、「うどん」を手に取ると思います。

 

今の季節だと、あったかいうどんが食べたくなります。トッピングでよく選ぶものは、きつね(お揚げ)・肉・海老天の3つですかね。きつねうどんはお手軽ですし、たまに肉うどんや海老天うどんを食べたくなる時があります。欲を言えば、海老天は2尾食べたいです(笑)。一方、夏の暑い時期だと、ざるうどん一択になります。冷たいうどんをめんつゆに入れてズズッと。暑い身体に束の間の癒しを与えてくれます。

 

九州民に有名なうどん屋さんといえば「牧のうどん」。私も時々食べに行っています。そのお店では、うどんの硬さが「軟めん・中めん・硬めん」の3種類あります。硬さのイメージは、軟めん=ふわふわ、硬めん=餅だと個人的に思っています。ちなみに私は中めんが好きです。スタンダードが一番です。

うどん屋さんといえば、ご飯ものも欠かせません。おにぎりやいなり寿司、かしわごはんをよく選んでいます。先ほどの「牧のうどん」でも、かしわごはんは必ずと言っていいほど注文しています。むしろ、かしわごはんを食べたくてお店に行っているほど(笑)。うどんとかしわごはんの組み合わせがたまらんです。

 

 

さて、10月も今日で終わりですね。「好きなものシリーズ」も一旦ここで区切らせてください。ここまで観てくださった皆さん、ありがとうございました。毎日更新を目指していたんですが、いやはや難しかったですね…。毎日更新するって凄いなぁ。来月からは通常どおりのマイペース更新になりますが、また気が向いたら毎日更新をチャレンジしてみたいです。

 

 

白ごはんの魅力とおすすめのお供

#19「白ごはん」

 

旅先のホテルの朝定食でパン or 白ごはんどちらか選べるとするなら、断然白ごはんを選びます。朝はしっかり食べておきたい人なので、白ごはんでエネルギーをチャージします。パンはお手軽ですが、いかんせんすぐにお腹が空いちゃうんですよね…。バイキングだったら、サイズの小さいロールパンとかクロワッサンとかが出てくるので、食後のスイーツみたいな立ち位置でパンにも1~2個手を出しちゃいます。

 

人それぞれ、白ごはんの好みの硬さがあると思うんです。私のベストな硬さは、お米の芯がやや残っているくらい。ご飯1合を炊飯器で炊くとするならば、"1"の線のやや下(目盛りの三角形"▶"があるなら、下の頂点のところ)のラインまで水を入れます。それくらいが丁度良い硬さです。お米を味わっている感じがするので、このくらいの硬さが好きです。

 

白ごはんで忘れてはならないのが、ごはんのお供です。ふりかけ、卵、納豆、海苔、鮭フレークなど、いろいろなものをのっけたりかけたりして食べますよね。私の好きなごはんのお供は「佃煮」です。海苔佃煮はもちろん、おかかや小魚、昆布の佃煮も。佃煮が食卓にあったら、ペロッと食べちゃいます。

余談ですが、大学時代によく食べていたお供は「梅の実ひじき」です。ひじきの中に梅の実がコロコロと入っています。白ごはんとの相性が良くて、かけすぎ注意報も何度か発令しました(笑)。ごはんだけでなく、卵焼きでもよく食べていました。溶き卵に梅の実ひじきを入れて、スクランブルエッグの要領で焼く。味がしっかりしているし、梅の実の食感も相まってとても美味しいです。

 

白ごはんからお供の話になっちゃいましたね(笑)。白ごはんが好きだからこそ、テーマが広がりました。白ごはんが美味しい季節になったなぁ。

 

コーヒーの匂いに癒されながら過ごす

#18「店内に漂うコーヒーの匂い」

 

最初に言っておきます。コーヒーは苦手です。何度かチャレンジしましたが、やはりムリでした。コーヒーの苦さが口に合わないし、カップに注がれたコーヒーを直接嗅いだら具合が悪くなるほど頭がクラクラします。同じような理由でコーヒー牛乳も飲めません。そのため、カフェや喫茶店では紅茶やジュース系を注文しますし、温泉やスパの〆は瓶牛乳一択です。

 

ただし、例外はあります。カフェや喫茶店に漂うコーヒーの匂いは好きです。不思議なことに、空間として嗅ぐ分には大丈夫なんです。挽いた豆の香ばしさ、ドリップやサイフォンから出来上がるコーヒーの独特な匂いは割と好きです。なんか落ち着くし、作業がはかどるんですよね。ただ、コーヒーは飲めない口なので、匂いだけ楽しんでホットティーとデザートを注文しちゃいます。

 

二宮和也の演技が好きだ

#17「二宮和也の演技」

 

先日、ようやく『ONE DAY ~聖夜のから騒ぎ~』の初回を観ました。中谷美紀さん、大沢たかおさん、江口洋介さんなど、「さすが月9…」と言わんばかりのキャストの豪華さ。その中に二宮和也さんもいたんですが、またもや追われる立場にいました。二宮さん演じる男は記憶喪失で、自分が何者なのかも分かりません。ここらへんの謎も物語が進むにつれてだんだん分かってくるんだろうなぁ。それにしても彼は何者なんだ?身体能力が高そうだし、優しい一面もありそうだし。

 

さて、そろそろ本題へ。ドラマに出ている二宮さんを見るのはかなり久々ですが(実は『マイファミリー』も『ブラックペアン』も見てない…)、映画においては昨年公開された『ラーゲリより愛を込めて』と最新作の『アナログ』以外、すべて鑑賞しています。残り2作品も「見たい作品リスト」に入っています。1人の俳優の作品をほぼ全部鑑賞していることって、私の中ではめったにないことです。それくらい彼の演技に魅了されています。

 

先ほど「またもや追われる立場」の話をしたんですが、なんか二宮さんってそういう役が多い気がするんですよね。『プラチナデータ』では刑事・トヨエツに追われていたし、『GANTZ』シリーズの序盤はターゲットの星人に追いかけられていました。確か、『青の炎』も警察にマークされていたような…。今回の月9ドラマでもそれだったので、デジャブかと思いました(笑)。

 

二宮さんの演技で一番好きなのは『怒り』の演技です。その演技は観ているこっちもビクッと震えるほどの迫力。印象的な作品が2つあります。

まずは、2008年に放送された連続ドラマ『流星の絆』。ドラマの第8話(だったかな?)の終盤、主人公・功一とその弟・泰輔の会話のシーン。妹が仇の息子に恋心を抱いていることを功一に話す泰輔。それをとっくに知っていた功一。泰輔が「良いのかよ?」と尋ねたら、「良いわけねぇだろ!!」と怒りを滲ませながら答える。そのセリフや声のトーン、目、表情が「怒り」を表していて、純粋に「この人スゲェな」と思いました。

もう一つは、2018年に公開された映画『検察側の罪人』。若手検事と容疑者の取り調べのシーンでの怒りの演技に、観ているこっちもビビってしまうほどの迫力がありました。そのシーンに新人検事役で吉高由里子さんもいたんですが、あの場にいた彼女もビックリしていました。そりゃそうやろうなぁ。あれはビビるって。

 

他にもあれこれ語りたいですが、長くなりそうなのでここでお開きにしましょう。近いうちに『ラーゲリ~』や『アナログ』も観たいなぁ。映画全作品制覇しているのは二宮さんだけだから、これはもう見逃せません。月9ドラマの展開も気になるなぁ。

 

東京滞在記 #0 ~東京ひとり旅でやりたい12のこと~

構想1年。ついに実現する。

 

過去の日記を振り返ってみると、昨年11月下旬の日記よりこんなことが書かれてあった。「浅草・上野・神保町に行きたい」と。以前から浅草に1日中滞在したいと思っていたし、神保町の古書店街にも興味があった。博物館や美術館が多い上野という地域が浅草と同じ台東区にあると知って、範囲を広げて台東区に1日中滞在したいという思いが膨れ上がった。具体的な内容までは決まっていなかったが、この頃からなんとなく「東京旅行」の企画の種はあった。

しばらく経ってから、あるニュースを目にした。東京国立博物館で四大絵巻が見られるらしい。なんだと!?大学の授業で教養としてちょろっとだけ学んだが、そこで特に印象に残ったあの四大絵巻が一度に見られるだと!?プレスリリースを見てみると10月中旬の期間だった。スケジュールを確認し、ひとまず浅草のホテルを予約した。これが、今年5月のGWのできごとである。

そうと決まれば、「浅草・上野・神保町」の旅行計画を具体的に考えることになる。ひとまず「東京でやりたいこと」を思いつく限り書き出し、時間とお金の計算をしながら、無理をしない範囲で絞り込む。その中で旅行のスケジュールを組み立てたら、なんか高校の修学旅行みたいな感じになった(笑)グルメあり、お買い物あり、博物館見学あり、芸能鑑賞やテーマパークだってある。ただ、スカイツリーには行かない。いや、行きたかったけど無理が生じてだな…。

 

ということで、今回の東京旅行のテーマは「おとなの修学旅行」にしたいところだが、なんか学生気分が抜けない感じが見えるので、これはパス。では改めて。

今回のテーマは「東京ひとり旅でやりたい12のこと」。文字数多いけど、これに落ち着いた。今回の旅行で予定している「やりたいことリスト」は以下のとおりである。

 

①横から富士山を見てみたい

上からは飛行機の中から見たことはあるが、横からは見たことがない。日本一の山のあの形をこの目で見てみたい。晴れていたら尚更良い。

②神保町でカレーを食べたい

神保町は「カレーの聖地」だという話を聞く。せっかく神保町に来たんだから、カレーを食べてみたい。

③東京のほぼ日直営店で、来年の手帳を買いたい

ほぼ日の直営店「TOBICHI」が神保町界隈にあるらしい。ちょうど来年の手帳も買いに行こうと思っていたので、今年は東京のお店で購入する。いつものプライベート用に加えて仕事用も買いたい。初めてオリジナルを手にとるかもしれない。

古書店街をぶらぶらしたい

ずっと行きたかった神保町古書店街。いろんな本屋さんが多く集まっている場所なので、時間が許す限り堪能したい。古本の独特なにおいを嗅ぎたいし、ブックカフェにも行けたら行きたい。

⑤浅草で江戸前の赤シャリのお寿司を食べたい

江戸の四大ソウルフードのひとつ「江戸前寿司」。以前「江戸東京博物館」の展示の中で、赤シャリの握り寿司のレプリカが置いてあった。赤シャリのお寿司ってどんな味なんだろう。想像がつかない。

国立科学博物館に行きたい

展示内容が興味深く、地学的な要素が多そうなので。科学博物館そのものもあまり足を運ばないので、どんな雰囲気なんだろう?

東京国立博物館に行って、四大絵巻を見たい

やっとトーハクに行ける!しかも、特別展では四大絵巻(源氏物語絵巻信貴山縁起絵巻・伴大納言絵巻・鳥獣戯画)が一度に見られるというめったにないチャンス。これを逃すわけにはいかない。

⑧浅草で鰻を食べたい

江戸の四大ソウルフードのひとつである「鰻」を、江戸風情のある街で味わいたい。

浅草演芸ホールで落語を観に行きたい

演芸ホールを通ったことはあるが、実際にホールの中に入ったことはないし、寄席で落語を聞くのもあまりない。本場の落語を聞き行くのも面白そう。

浅草花やしきのローラーコースターに乗りたい

長年の夢である。一度は乗ってみたかった。日本最古のローラーコースターでいろんな意味のスリルを味わいたい。また、花やしきのマスコットキャラのパンダカーにも会ってみたい。

⑪浅草で藪そばと天ぷらを食べたい

江戸の四大ソウルフードの「藪そば」と「天ぷら」。藪そばの老舗が浅草にあるらしい。

羽田空港でぶらぶらしたい

帰りは飛行機だが、せっかくだから羽田空港をブラブラしたい。普段、空港をぶらぶらなんてできないから、いろんなお店に行ったりお土産を買ったりしたい。

 

1つだけ「東京」じゃないものが入っているが、これは本当にやりたかったことなので入れさせてほしい。その目的のためだけに、行きは新幹線で5時間も移動するわけで。ホントに晴れてほしい。個人的には、京都より先は知らない景色なので、それを見るのも楽しみである。

 

この文章は、旅行初日の新幹線(東京行き)の中で書いた。もうすぐ見たことのない東日本の景色、そして富士山が待ち受けている。外は晴れているぞ。ドキドキ。ワクワク。

 

小松菜奈は信頼できる女優のひとりだ

#16「小松菜奈

 

小松菜奈は同世代の女優の中で一番演技が上手いと思う。

 

彼女を最初に知ったのは、『渇き。』(2014)の予告編だった。予告だけでもなかなかサイケデリックな雰囲気だったので本編はまだ観ていない。それでも予告で観た彼女の高笑いに、只者ではないオーラを感じられた。今でもあの高笑いが忘れられない。

 

まずは『予告犯』(2015)と『バクマン。』(2015)を観たが、この時はまだ彼女の演技よりも作品のストーリーの方に重きを置いていた。『予告犯』は謎の集団「シンブンシ」と女刑事の攻防を、『バクマン。』では2人の男子高校生が週刊少年ジャンプのテッペンを目指す物語を中心に観ていた。彼女の演技をしっかり見たのは、おそらく『溺れるナイフ』(2016)が最初だったと思う。

少女漫画原作の青春ラブストーリー。東京で雑誌モデルをしていた少女・夏芽が、父の故郷である田舎町に引っ越すことになったが、田舎での生活に退屈な日々を過ごしている。そんな彼女が神主一族の跡取り息子の少年・コウと出会い、不思議な魅力に心を奪われる。一方、コウも夏芽の異質な美しさに徐々に惹かれていく…というストーリー。言わずもがな、コウを演じたのは菅田将暉である。後にこの2人が夫婦になると聞いた時は、大変驚いたことだ。

この時の小松菜奈は、前半と後半では違う表情を見せていた。前半は都会から引っ越してきた洗練された少女で美しさを放っていた。しかし、ある事件を境に、後半は地味でおとなしい少女になる。前半に見せていた美しさが取り除かれ、人間らしい弱さ・繊細さを見せる。この落差が凄い。

夏芽とコウが二人乗りをする場面で「この海も山もコウちゃんのものだ!私もコウちゃんのものなんだ!」と夏芽が叫ぶところがある。ここの場面で、彼女の演技をもっと見てみたいと思ったのだ。あのセリフにおける彼女の表情や声が、強く印象に残った。

 

以後、『坂道のアポロン』(2018)から『余命10年』(2022)まで、気になった作品は観るようにしている。特に『坂道のアポロン』は我が地元・長崎が舞台ということで、あの小松菜奈が(役で)佐世保弁を話すということが嬉しくてたまらなかった。いろんな作品に出演しており、どの作品も存在感がある。ある意味、小松菜奈は信頼できる女優のひとりだ。これからも彼女のいろんな演技をもっと観てみたい。