のほほん備忘録

のほほんと過ごす日々に、ちょっとした備忘録

今年読んだ本を(一部)並べてみた

本記事の執筆時点で、今年読んだ本は33冊。そのほとんどが、小説以外の本でした。最近、こういった本を読むことにハマっています。さまざまなジャンルを少しずつ読んでいるので、物事の視野が広がっているような気がします。

 

今回はその中から面白かったものを一部挙げてみました。図書館で借りることが多いため、それっぽく並べてみます。( )の数字は、そのジャンルで読んだ冊数です。

 

 

【総記(7)】

  • 『ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』

専門家とライターの対話形式で繰り広げられる。例えが分かりやすい。ChatGPTの基本情報や使い方、生成系AIのしくみ、活用モデル、今後の展望など、いろんな視点からAIやChatGPTのことを学べる。

ミュージアムグッズの魅力を「かわいさ」「感動の共有」「マニアック」「深い学び」の4つに分けて解説。グッズ担当者のインタビューもあり、どの博物館・美術館もミュージアムショップに力を入れていることが分かる。貴重な収入源だし、来場者としても行った証になるからなぁ。

 

【哲学(1)】

  • 『世界の心理学者が研究していること!』

今まで読んだ心理学の本の中で、最もわかりやすい1冊なのかもしれない。難しい用語もそこまで書いていないし、数々の研究内容も納得しやすいものが揃っている。心理学の面白さは、「これって当たり前のことやん?」と思うことでも数値化したがるところ。何でもアリな学問である。

 

【歴史(6)】

  • 『目でみる日本史』

横長の本で写真がメイン。日本史に出てくる偉人が見た(見たかった)風景を34人分まとめている。作者とカメラマンが実際に現地へ足を運んで取材しているため、偉人が見たであろう情景がリアルに伝わってくる。

  • 『ココミル 金沢・北陸』

写真多め、文字少なめ。ザックリと金沢や北陸のことを知りたいというときは、この本が良いかもしれない。主要観光地や地元料理、お宿、温泉とジャンルがしっかりと分けられているのでとても分かりやすい。

 

【社会科学(3)】

  • 『仕事に役立つ数学』

数学の本にしては分かりやすい。平方根・分散・標準偏差など、懐かしい数学用語がズラリ。ただ、具体的なシチュエーションや数字を用いて解説しているので、そこまで難しくない。数学的な考え方が、今後重要になっていくんだなぁ。

本を読みたくても読めない人たちがいる、しかもそれは誰にでも起こりうるものである。大活字本や電子書籍を中心に「読書バリアフリー」について詳しく書かれている。読書の選択肢を増やすことで、誰でも本が読める世の中につながっていく。

 

【自然科学(5)】

  • 『ORGAN ROOMS』

ヒトの臓器をグラフィックデザインで視覚的に表している1冊。ページ数が少なく、写真が見開きだからサクッと読める。食べ物の消化や血液がこういう仕組みで流れていることが分かるし、臓器それぞれの役割も分かりやすく解説している。

 

【技術(3)】

  • 『フードビジネス最新キーワード64』

食ビジネスは幅広い。生産者から消費者までのプロセスがここまで複合的だとは。しかも、どのプロセスも「人手不足」が付きまとっている。食は生きる上で欠かせないものだから、長い目で食ビジネスを見ていくことが重要だと分かった。

 

【産業(1)】

  • 『パッケージデザインのひみつ』

食品や化粧品などで普段から見慣れているパッケージデザインには、自分たちが気づかないところに「技術的」かつ「表現的」な秘密が隠されている。開けやすくするため、安全に使ってもらうため、買い物で手に取りやすくするため…。この本を読んだら、パッケージデザインの細かい工夫にも注目しちゃうかもしれない。

 

【芸術(2)】

  • 『アイコンデザインのひみつ』

アイコンの特徴・歴史・作り方・表現・実例を1冊にまとめている。内容はシンプルだけど奥が深い。トイレのマークだけでも、国や場所によってデザインが違うという。だけど、そのアイコンを見るだけで、世界中の人々が「この近くにトイレがある」と認識できる。改めて考えると、それって凄いことだよなぁ。

 

【言語(2)】

今年イチ面白かった本かもしれない。毎日新聞校閲記者によるコラムをまとめた1冊。校閲記者という文章表現のプロが書いているからか、1つ1つのコラムが非常に読みやすくユーモアがあった。誤字・脱字だけでなく、数字・記号・色も校閲の範囲。それに加えて、記事の事実関係の確認や表現の練り直しもある。校閲って深いなぁ。また、校閲記者の「やってしまった」失敗談も載っているから、逆に人間味があって面白い。お腹を抱えるほど笑ってしまった失敗談もあったので、ぜひ読んでほしい。

 

【文学(3)】

前半は東野氏による作品解説集。やはり東野氏の文章はユーモアがあって面白い。作品の背景やこだわりが書かれているため、それを踏まえて作品を読んでみるとまた違った発見があるのかも。後半は人気シリーズの深掘り、ロングインタビュー、ファンの人気投票と読みごたえあり。この1冊で東野作品を知ることができそうだ。

 

 

13冊も紹介しちゃいました。ジャンルをもう少し細かく見ていくと、「博物館」「旅行ガイド」「医学系」「食品系」「デザイン」の本を、今年はよく読んでいたようです。来年もいろんな本に出会って、知識を深めていきたいです。