のほほん備忘録

のほほんと過ごす日々に、ちょっとした備忘録

【1日目】福岡滞在記 〜スポーツの夏と健康的な1日〜

ついに、世界水泳を生観戦!

 

午前中に仕事をして、午後から福岡へ。世界水泳のスタートが遅い時間だったので、この流れでも充分間に合った。しっかし、福岡は暑かった。汗がダラダラ出て、タオルでも追いつけないくらいに。会場に松岡修造さんという太陽神がいるからだろうか。あの人がいる場所はことごとく猛暑になるからなぁ、知らんけど(笑)。

 

今回宿泊するホテルに荷物を置き、必要最小限のものを持って出発。会場のマリンメッセ福岡に行く前に、2つの場所に寄った。1つは、ちょっと前に気になっていたシェア型本屋さん。意外と小さい空間で、ラインナップも漫画や時代小説、経営学の本など、やや渋めの本が多かった。もう1つは、ロイヤルホスト。ここで行われている「美味しい英国」フェアがやはり気になったため、会場から最も近いロイホで早めの夕食を頂いた。フィッシュ&チップス(というかポテト)に冷製キャロットスープ、コロネーションチキンサラダ、ドリンク。サラダのチキンはカレー風味っぽい。ライスを食べていないのに、なかなかのボリュームでお腹いっぱいになった。用意は整った。

 

金曜日の午後だからか人も車も多く、最寄りバス停に到着したのは19時頃だった。ウェルカムゲートには、花オブジェのシーライとシャーニーが立っていた。そこからマリンメッセまで徒歩5分。マリンメッセに行くのは約15年ぶりで、会場の屋根に懐かしさを覚えた。会場の外ではスポンサーの出店がたくさん。ヤクルトを1本クイッと飲めたし、ステッカーやうちわ、サロンパスのサンプルももらった。

 

指定されたゲートに入り、まずは荷物チェック。スポンサー以外のペットボトル飲料を持っていたので、その場でラベルを剥がした。チケットを見せ、いよいよ会場へ。会場内でも世界水泳のオフィシャルグッズやお弁当、ビール、スイーツ、氷水に浸かったペットボトル飲料が販売されていた。外がとても暑かったので、キンキンに冷えたペットボトルはありがたかった。保冷剤代わりにもなるから、それを首元に当てながら体を冷やした。

 

いよいよ中へ入ると、プールの独特なにおいが漂ってきた。中学まで水泳を習っていた私としては懐かしいにおいだった。私の座席は選手のスタート位置の辺りで、メダリストの表彰台も見える距離だった。その上の座席には、今回のレースに出ない各国の選手たちが応援で来ていた。ふと視線を上げると、男子自由形の塩浦選手のモヒカンが見えたので、「あっ、ここに日本の選手たちがいるんだ!」とテンションが上がった。我ながら良い席を取ったわ。

 

この日の準決勝・決勝レースは見応えたっぷりだった。準決勝のレースでは「カツオ」こと松元選手や池江選手の泳ぎを見られたし、明日の決勝進出の瞬間も見ることができた。結果が出るまでのドキドキ感と、決勝進出が決まった時の高揚感は、やはり生観戦でしか味わえない独特な空気感だった。

テレビ中継では映っていないところは、金メダリストのインタビューやメダリストの表彰式があった。ほとんど英語で話されているため、どういうインタビューだったかはさっぱり分からないけど、メダリストの表情は嬉しさを込み上げていた。インタビュアーの男性が陽気で明るく、場を盛り上げていた。

そして、世界のトップスイマーのレースは、やはり面白かった。男子200m平泳ぎ決勝でのタン・カイヨウ選手(中国)の世界新記録更新で会場がどよめいた。男子4×200フリーリレー決勝では、まさか米国と豪州を抜いて英国が金メダルを獲るとは…。米国と豪州の2強体制が崩れつつあるなと思った。また、フランスチームにレオン・マルシャン選手がいて、圧倒的な速さを目の当たりにした。彼、ホントに速いわ。見応えのあるレースばかりで目が追い付かない。チケット代以上の価値のある試合だった。

しかし、これだけでは終わらなかった。男子200m平泳ぎの表彰式の時、プレゼンターとして表彰台の辺りにいたのが北島康介さんだった。アテネ五輪北京五輪で平泳ぎ2冠を獲ったレジェンド。小学生の時からの憧れの人(専門を平泳ぎにしていたくらい)が、今そこにいる。信じられない。会場のモニターで北島さんが映し出された時、会場内がどよめいたのが印象的だったなぁ。

その後に行われたスイムオフ(準決勝8位が同タイムで2人。決勝進出者を決めるレース)まで見て、今日のレースが終わった。ここの2つはテレビで映っていないので、特別な時間だった。これぞ現地観戦の良いところだ。

 

いやぁ、楽しかったなぁ。現地でのスポーツ観戦なんて片手で数えるくらいしか行ったことないし、ましてや世界規模の大会ということで、行く前はかなり緊張していた。空気感もわからんし。でも、実際に行ってみたら、会場の熱気が凄いし、応援の一体感に圧倒された。テレビで見るのと、現地で見るのとじゃ空気感が全然違う。とても貴重で良い時間を過ごした。