のほほん備忘録

のほほんと過ごす日々に、ちょっとした備忘録

2022年 ベストムービー トップ10(後編)

お待たせしました。1~3位の発表です。ここからはカウントダウン方式で3位からどうぞ!ちょっとだけネタバレがあるかもです。

 

3.「今夜、世界からこの恋が消えても」

さすが、安心と信頼の三木孝浩監督。今回は泣かせにきた。まさかそういう展開になるとは思わず、鳥肌が立った。お互いの「忘れたくない」思いがひしひしと伝わる作品。主人公2人はお似合いのカップルで、2人だけの世界が出来上がっていた。その世界に入る隙もないため、初見では彼女の親友と同じ目線で観ていた。ある思いを託された親友と主人公の姉の心情に、涙が出そうになった。

 

2.「フリー・ガイ」

初見は動画配信でしたが、これは映画館で観たかったなぁ!笑いあり、スリルあり、ちょっとしたラブ要素も添えて。いろんなジャンルが作品に盛り込まれていて、エンタメとして十分面白い。モブキャラの主人公が人工知能の進化系という設定がユニーク。繰り返しの日々から抜け出して、自分から面白いものを見つける。ちょっとした工夫が、毎日を楽しく過ごせるのだなぁ。デジタルと現実の行ったり来たり。そういう作品、最近よく見かける気がする。

 

1.「ハケンアニメ!」

ビックリするくらい面白かった。劇中アニメと同じくらい、本作も誰かの心に響く作品だった。アニメに関わる全ての人が、命懸けで作品に取り組む。目先の数字だけでなく、その先の未来に残せるかどうかが、ものづくりの真髄なのだろう。視覚的演出とテンポが良い。最初にアニメ制作の過程やその後の展開(メディアミックスなど)、現場の役割などを丁寧に説明しているところがポイント高い。それを頭に入れたうえで、主人公の成長を観られるのだ。成長過程における苦悩、葛藤、理想と現実のギャップなどでもがき苦しみながらも、チームワークとアイデアで一つのことを成し遂げようとする。社会人としてグサグサ刺さるストーリー展開で、まさに傑作だった。

 

以上の結果になりました。前記事での男くささは、一体どこへやら…(笑)。

 

さて、2023年はどんな作品を観ましょうかね。映画館に足を運びつつ、今年は古い作品を中心に手に取りたいです。特に、80~90年代の作品や、チャップリン小津安二郎作品とかに興味があります。おすすめの作品があれば、ぜひ教えてくださいね。

 

てな感じで、2022年のベストムービー発表、これにて終了です。